維持費の掛かる公園を、人を呼ぶ資産へと転換!

地域問題

稼げる藤沢市を目指す!
公園を、人を呼ぶ資産へと転換!

地域経済を循環させながら、自ら維持できる公園へ

藤沢市の未来を考える時、これからの都市公園は、単なる「遊ぶ場所」や「維持管理の対象」ではなく、地域の魅力を高め、人を呼び込み、経済を循環させる資源として捉え直していくべきではないかと考えます。
すなわち「公園経営」という視点です。
既に、いくつかの自治体では、Park-PFIをはじめとした官民連携による「稼げる公園づくり」が急速に進んでいます。
ですから「湘南ブランド、海、観光、若者文化、スポーツ、健康志向、ペット文化、東京圏とのアクセス性」といった藤沢市の優位性を、「公園経営」にどう活かしていくかが問われます。

そこで、公園のもつ機能に対して、

POINT①行政が守るべきもの
②民間にゆだねるべきもの

を明確に分け、“既にある価値”を磨きつつ、経済循環へと結びつけていかなければなりません。
ここにおいて、藤沢市内の公園を大きく三つに分類します。

POINT第一に、「海浜型・観光型公園」
第二に、「大規模スポーツ・広域公園」
第三に、「自然・里山型公園」

です。そして、「公共空間の骨格」は行政が維持し、「賑わい創出と収益部分」は民間に担ってもらう、ことを基本原則として取り扱っていきたいと思います。

湘南のロケーションを活かした公園活用

まず「海浜型・観光型公園」です。
ここは最も収益化する可能性の高い分野ですが、市内では、湘南海岸公園、鵠沼海浜公園、辻堂海浜公園エリアなどでしょうか・・・。従来型の公園は、「来たら帰る」施設でした。
しかし今は、「長く滞在し、消費してもらう」ことが重要と思われます。
藤沢市で考えれば、例えば

POINT① 海沿いカフェ
② サイクルステーション
③ ランニング拠点
④ シャワー&サウナ施設
⑤ ワーケーションラウンジ
⑥ キッチンカーやナイトイベント広場
⑦ 有料ドッグランフィールド

などは、十分立地条件に合います。そしてそれらに対しては、Park-PFI方式を採用し、民間が建設・運営し、行政は土地使用許可を与えるだけに留めます。その代わり、「年間売上の数%を公園維持基金へ還元」「トイレ改修は民間負担」「清掃範囲は事業者負担」などを契約条件に組み込むのです。

スポーツ利用から多用途型の公園作り

次に、「大規模スポーツ・広域公園」です。
市内にある秋葉台公園や引地川親水公園などは、海浜型とは異なる可能性を持っていますが、重要視すべきことは、平日昼夜の時間帯をどう埋めるかです。例えば、平日昼は

POINT① 高齢者健康教室
② 企業運動研修
③ 子どもスポーツ塾
④ ママ向けフィットネス

を提供し、夜間は、

POINT⑤ ナイトヨガ
⑥ ランニングイベント

などを開催する。なお休日はマルシェはじめ、大型イベントや観光フェスへと転換する。スポーツリハビリや健康測定、あるいはeスポーツ施設やキッズアスレチックなどを組み合わせても良いでしょう。
このように高齢者から子どもまで利用できる多世代交流の空間へと転換させながら、健康寿命の延伸と地域スポーツ経済の伸長を目指すべきと考えます。
また同時に、収益構造も考慮しなければなりませんので、例えば

Tips① ネーミングライツ
② 芝生スポンサー制度・企業広告
③ 太陽光発電売電
④ 自販機収益
⑤ デジタルサイネージ広告
⑥ 有料VIP観覧席

など、少額でも地道に収益を積み上げていくことも必要です。

体験価値を高め魅力ある公園の創出

そして「自然・里山型公園」です。
市の新林公園や長久保公園、遠藤笹窪谷公園などは、都市型の商業施設を詰め込むより、

POINT① 自然体験
② 農業体験
③ 教育プログラム
④ ワークショップ
⑤ 環境学習

など、「価値ある体験型空間」としてブラッシュアップしていくべきでしょう。
近年、市民の間では自然への回帰需要が急速に高まっていると聞きます。
特に子育て世代は、安全、教育、体験を重視する傾向がありますので、公園の空間を、プレーパークや森林セラピー、自然観察会やキャンプおよび焚火イベント、あるいは古民家カフェ、地域野菜直売などを小規模に分散しながら展開していくことも検討すべきです。
ただここで留意することとして、公園としての公共性と魅力向上の両立を第一に、緑地保全、無料利用空間、防災機能、景観維持をしっかり残していかなくてはなりません。
申すまでもなく行政直営では高コスト化しやすいので、市民参加型里山保全制度や企業ボランティア制度を幅広く採用し、さらに企業CSRも組み合わせれば、税金以外の財源も生まれます。

つまり自然・里山公園を、「お金を使う施設」ではなく、「地域参加を生む舞台」に転換していくことが重要です。

元衆議院・参議院議員:水戸 まさし

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