デジタル技術が社会をどう変えるか【続編】
藤沢および寒川エリアは古くからの歴史や文化の薫りが漂っています。
とりわけ藤沢は、江戸時代には日本橋から数えて6番目の宿場町として栄え、武家社会の走りであった鎌倉文化の影響も多分に受けております。また寒川は、寒川神社など多くの神社仏閣がありますし、藤沢に所在する遊行寺や江島神社なども多くの参拝客で賑わいを見せてきました。
このように我が地域に存在する有形・無形の財産と、デジタルの技術を結び付けていかない手はないでしょう。
例えば、かつてから寺子屋と呼ばれて、地域の学びの場、交流の場となってきたお寺。
藤沢と寒川を合わせれば、ゆうに60か所を数えます。
これらを地域の拠点としてネットワーク化を図ることは出来ないものでしょうか。
仮にお寺を地域へ開放していくには、当然、ご住職はじめ檀家さんたちのご理解ご協力は大前提です。
しかし、既に防災や憩いの場として活用されていたり、境内において様々イベントが開催されいたりすることも散見されます。
そこで私は、さらにお寺が健康増進の拠点となってもらえたら、こんなに素晴らしいことはないと願っております。
そのためには、看護師さんや歯科医師さん、栄養士さんらとタイアップして適時、お寺を訪れる人たちの健康状態をチェックする機会を設けてもらう。
また、お寺と医療機関をオンラインで結んで、専門家から遠隔相談や健康アドバイスを受けられるようにしたり、画像を通じて生活習慣の良し悪しを判別してもらう。
こうしたデジタル技術の投入が、地域全体の福祉の向上にも繋がることは間違いないでしょう。
何しろ、お寺という、古くから親しまれてきた拠点が、さらにデジタル社会にあって、形態を変え改めて私たちの心の拠り所となってもらえるよう働きかけていきたいです。
日本維新の会:神奈川県12区支部長
水戸 まさし