村岡新駅構想について

4年前の市長選挙時から、村岡新駅建設に対しては反対してきました。既に県と市とJRの三者間における機関決定が済んでいるので後の祭りかも知れませんが、取り返すことができるならば全面的な見直しを求めていきたいと思います。そもそも駅の整備費等の関連経費だけで約180億円、その27.5％を藤沢市が負担します。しかし村岡エリアを面的に捉えた場合、交通渋滞・混雑が常態化し、却って地域住民の利便性を損なうことになりましょう。仮に道路整備をしたらそのコストはどのくらい要するのか、全く見当がつきません。

もちろん湘南のゲートウェイとして位置付けている「アイパーク」の将来性や発展性を考慮すれば現状のままで良いとは思いません。また柏尾川をはさんで反対側に位置する深谷エリアの再開発も視野に入れれば、跡地利用は必須事項と言えると思われます。ただ、鎌倉市役所移転に対する市民の反発も根強いと聞いておりますし、公共交通にこだわるならばJRの中間駅ありきではなく、大船からの延伸やモノレールの再整備、あるいはMAASというような高度な交通システムの導入等、同時に道路環境の再整備を進めながらも、費用対効果に見合った街づくりをしていくべきと考えております。